ImportExportToolsが対応してないって言われる…
Windows10に入替する際に、WindowsLiveメール→Thunderbirdにメーラーを統一しました。移行方法を検索すると、ImportExportToolsでできるやん!ってことなんですが、実際やってみると、Thunderbirdのバージョンが最新だとImportExportToolsが対応してなくて、できない方いらっしゃるのではないでしょうか?
わたしは後述の方法で成功しました。
スクリーンショットがなく文字ばかりでわかりにくいかもしれませんが、流れはつかんでいただけるかと思います。
Thunderbirdの古いバージョンを旧端末にインストール、メールの設定を行う
ここからThunderbirdの古いバージョンをインストールします。インストールするときは、入替前の端末にインストールして、Thunderbirdに乗せ換えてから、新端末に移行するのがおすすめです。
32bit
64bit
標準的なインストール方法で大丈夫です。
ここでメールの設定を行い、メールを送れるところまでやっておくと便利です。
ImportExportToolsをインストール
Thunderbirdのインストールが終わったら、アドオンのImportExportToolsをダウンロードし、インストールします。
ImportExportTools
WindowsLiveメールのメールファイル保存場所を確認、アドレス帳をインポート
WindowsLiveメールを開き、メールの保存場所を確認します。
左上の▼から、オプション→メール
詳細設定タブ→メンテナンス→保存フォルダにパスが書かれています。
実際に、その場所を開いてもらうと、フォルダがあり、そこからどれかを探すことになります。フォルダの作成規則はわかりませんが、メールアカウントが複数あると、アカウント毎にフォルダ分けされているようです。
- Inbox・・・受信メール
- send・・・送信メール
- draft・・・下書き
- Junk・・・迷惑メール
だいたいこんなもんかと思います。中を開くと、.emlファイルがあります。メールアカウントが複数あり、該当のフォルダがどれかわからない場合は、実際何個か開いてみると、どのアカウントのものか判別がつくと思います。
移行するメールはInboxとSendだけでいいよねと判断しましたので、それだけ移行対象としました。
WindowsLiveメールを開いたついでに、アドレス帳もエクスポートしておきます。CSVファイルで出力すると、問題なくThunderbirdでインポートできました。
ImportExportToolsでフォルダごとインポート
Thunderbirdを起動し、ImportExportToolsを開きます。ImportExportToolsに、フォルダを丸ごとインポートみたいなのがあるので(うるおぼえ)、それを使うと、フォルダを指定するだけで一気にインポートが始まり、楽でした。この時、インポート先のフォルダを選択しておくことが大事です。間違えたら慌てずメールをすべて削除して、インポートしなおしましょう(失敗した)。
アドレス帳が必要な場合は、このタイミングでさきほどエクスポートしておいたアドレス帳をインポートしておきます。
Thunderbirdのデータフォルダをコピー、新端末に移行
Thunderbirdのデータフォルダをコピーし、新しい端末に移行します。
Thunderbird、すばらしい・・・移行方法が簡単すぎる。大好きです。
旧端末でデータコピー→新端末で上書きで、署名などを含めたアカウント情報、メールデータ全部引き継ぐことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Thunderbirdの古いバージョンは起動のたびにチェックがかかり、いつのまにか最新版になっていますので、そこも大丈夫だと思います。
追記
最近はこのようなものができたようです。
ImportExportTools NG
ThunderbirdのバージョンアップでImportExportToolsが使えなくなり、別の作者が作ったものという情報があります。こちらは試していないのですが、こちらの方が簡単かもしれません。