父を亡くし、小さなお葬式の葬儀で見送りました。亡くなって月日が経過したこともあり、実際どうだったか、どのくらい費用がかかったのか、まとめていきたいと思います。

結論:小さなお葬式でよかった
結論から言うと、私は小さなお葬式を選んで、とても満足しています。
ですが、ネットを見ていると、想像以上に後悔しているとか、見積もりよりも高くなったなどの検索ワードが並んでいます。それはなぜかなと私なりに考えてみました。
それは、「想像していたお葬式と、プランのお葬式とのギャップが大きいまま打ち合わせを迎えてしまったから」ではないかと思います。

そうならないように、事前に情報を収集しておこう!!
お葬式をすることは、多くの人にとって滅多にないことですので、どなたかのお役に立てれば嬉しいので、この記事では私の経験をシェアします。

どなたかの参考になれば嬉しいです。
お葬式の準備
父の場合、入院していた病院で亡くなりました。ドクターから死期が近いことを告げられ、本当に信じられない気持ちでしたが、無理やり気持ちを切り替え、亡くなった後のこと、まずは葬儀のことを考え始めました。
声をかけたのは2社
まず相談したのは、父の施設を探したときにお世話になった、大手の介護事業社。問い合わせしたところ、家族葬プランはあるものの、メインは従来の一般葬のようで、会場が限られて、価格も高いように感じました。
小さなお葬式に資料請求
資料請求すると、立派な冊子が送られてきました。

ここで、プランをひとつひとつ見比べて、家族にも見てもらい、「(派手なことが嫌いだった)お父さんならこれでいいよね」と認識合わせができたと思います。
また驚いたのは、お葬式と、亡くなった後に関わる様々なことのサービス(例えば、お墓・仏壇・遺品整理・車の売却等々)のチラシが同封されていて、普段ならウザいと思うチラシもこの時ばかりは役に立ちました。

持ち歩けるようにか、電話番号とお客様番号が書かれた名刺サイズの紙が同梱されており、そのメモをお財布の中に入れていました。
そしてその時がやってきた
父は、私が病院に見舞いに行っている時に亡くなりました。
とても悲しかったですが、ずっと泣いてもいられませんでした。時は進んでいきます。病院側の作業を待っている間、持ち歩いていたカードを見ながら、電話をかけました。


受付の方の応答は声のトーンまで完璧でした。

先に資料を請求しておくと、5万円の割引があります
一つだけ不満があった
入院した病院は施設に入る前の家から遠く、なんの縁もない土地でした。施設に入る際、父が自宅に帰ることはないと覚悟していましたが、葬儀は、家の近くであげてあげたいという気持ちがありました。なので、電話で「自宅のある地域周辺を希望します」と伝えたのですが、「空きがあるか確認して、決まったら葬儀会場から直接連絡します」と言われ、電話を切りました。
その後、葬儀会場から打ち合わせをしたいという電話がかかってきましたが、これが希望とは違う、病院からも家からも遠い場所でした。便利とも言い難く、さらに若干柄が悪いと言われているような地域。父も望まないだろうと思いました。
そこで、その会場を受諾せず、「希望は自宅の周辺の地域です。もう一度空いているところがないか探して欲しい」旨を伝え、結局納得できる場所を探してもらうことができました。混乱した中で、よく言えたなと自分でも思っています。あとで見ると、その会場はなんらかの理由で小さなお葬式がイチオシしている会場で、パンフレットにも大きく記載されていました。

あとでパンフレットを見返していると、低稼働の式場を動かすことで、低コストを実現しているそうです。

場所を希望のところにしてもらえたのは、幸運だっただけかも。
お葬式に参列者がいる場合はなおさら、どこであげるかは重要になってくるかと思います。会場側にも様々な制約があるかと思いますが、後悔しないために、譲れないところはしっかり主張してください。
価格は見積もり額と1円もズレませんでした
いつ人が亡くなるか、正確に予想することはできませんが、次に来る見送りの準備をしておくとギャップを埋めたり、家族との認識を合わせることが大事かもしれないです。
最初からブレずに小さな火葬式を選ぶ
日本では死亡すると、必ず火葬するという決まりがあります。火葬式と言うのは、亡くなってから火葬を行うまでの安置と、手続きを任せることができます。
私たちは「小さな火葬式プラン」を選びました。

火葬式に対して、お葬式は、安置をしている間に、宗教家(僧侶や神主さん)を呼んでお通夜をしたり、式をするものです。多くの方が、「葬儀」と聞いて想像するのが、「お葬式」の方だと思います。なので、いざ火葬式で話を進めると、物足りなくなったり感じ、終わった後には費用が嵩んでしまうという例が多いのではないでしょうか。
選んだオプション3つ
小さなお葬式にはさまざまなオプションがあります。「小さな火葬式」を軸に、以下のオプションをつけました。
納棺の儀式
納棺の儀式は、湯灌(ゆかん お風呂かシャワー)または清拭(せいしき 体をふくこと)と着付け・メイクをしてくださるオプションです。父は亡くなるちょっと前に病院でお風呂に入れてもらっていましたが、最後だしなと思って清拭をしていただきました。

病院で亡くなったあと、病院でこのサービスを利用することもできましたが、事前に小さなお葬式でできることを知っていたので断りました。病院より安かったです。
その後、着付けはプランに含まれていた仏衣を着せてもらいました。これまでは病院のパジャマを着たままで、このパジャマは返す必要があり、どうやって着替えしようかと不安だったので、このオプションはありがたいものでした。

希望すれば、好きな衣装を着せてもらうこともできるそうです。

ここでちょっとモヤっとしたのは、納棺師さんは1人で来られて、お棺に移すときは、家族の手伝いがあることが前提でした。
メイクに関しては、父なのでメイクはしなくても良かったかなーとは思いますが、髪をきれいにしてもらい、髭を剃ってもらって、顔色も少しよくしてもらったので、悪くはなかったかなって思います。口紅の色を聞かれて、血色が良くなるように薄いオレンジを選びましたが、無理して塗ってもらわなくても良かったかもしれません。
このオプションは60,000円でした。
供花(きょうか)
火葬式を理解してくれる親戚が、花を出したいと申し出てくれました。そのため、花をオプションでつけました。小さな火葬式には、出棺の時にお棺の中に入れる花束がついていますので、つけなくても大丈夫です。
この花は、出棺の時にお棺の中に入れさせてくれたので、とても華やかなものになりました。父は花が好きということはなく、生きていたら要らないって言いそうだなって思いましたが、女性であればお花があるといいかもしれません。
このオプションは1基 20,000円でした。
送り花(小)
お棺に入れるお花はプランについているのですが、プランを組む時に、小さくて寂しかったら嫌だなと不安になり、念の為につけたオプション。内容も値段と見合ってなかったので、唯一不要だったと感じたオプションです。

お花屋さんで自分で頼んで持ち込んだほうが、立派な花束ができると思います。
15,000円
寺院手配
我が家は一般的な浄土真宗でしたが、宗教性は薄いです。なので、お葬式をあげてお坊さんに読経してもらいたいと言う気持ちはあまりなかったのですが、まったく宗教的儀式がないのもなんとなく心許ない気持ちでした。
そんな時見つけたのが、寺院手配オプション。中でも炉前読経がありがたかったです。炉前読経とは、火葬の前に、お坊さんが来て、お経をあげてくれるものです。いざ火葬というときは、やはり気持ちが辛いもので、お経を読んでもらって、気持ちも紛れたし、神聖なものに感じて、このオプションはつけてよかったです。
お寺とのお付き合いはなくても、このオプションを選ぶと、小さなお葬式のグループ事業である、「てらくる」というサービスから、宗教者が手配されます。手配して来ていただいたお寺の方は、大変親切でしたし、父との思い出話なんかを聞きながら、法名(死後の名前)をつけてくれました。
このあと、納骨の際もお墓まで来ていただきました。このサービスは交通費やお布施の心配もなく、普段宗教的儀式をしていない我々のような世代にも使いやすいサービスだと思いました。

葬儀の時にお経はいらないけど、全くないのも大丈夫なんだろうかと不安な方におすすめです。
このオプションは80,000円でした。(僧侶に手渡し)
気になるお葬式にかかった総額は?


悩んで、父らしい最期を考えて、見送った結果、お葬式にかかった額は312,400円。僧侶に手渡しだった、寺院手配を含めるとプラス80,000円、総額は400,000円ほどでした。

全国葬儀費用の平均(2022年)は約108万円だそうです。
この額を高いと感じるか?安いと感じるか?は年代、地域性、価値観等に左右されるかと思います。お葬式が30万円台というのは、誰でも無理なく残る金額かなと思うので、私としては妥当かなと思っています。
小さなお葬式を利用して、多少ん?となることはありましたが、全体的には満足度が高いものでした。実際に利用した利用者として、関連サービスのてらくるも含め、人におすすめができるサービスです。

電話口の女性、葬儀のスタッフの方、納棺師さん、宗教家の方、全ての方に感謝したい気持ちです。