先日、基本情報技術者試験を受けてきて、暫定ですが60点以上を獲得、やっと合格できた模様です。ITパスポートをとってから約2年かかりました。
巷には、ノー勉で!文系でも〇カ月で!なんてブログがあふれていますが、そんなうまくいかない!!取得までどうしたかを綴ってみます。頑張っている人、不合格でもう諦めようかと思っている人を応援できれば嬉しいです♪♪
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では、行ってみましょう〜♪♪
2019年(平31)春 ITパスポート取得&FE勉強スタート!
今までIPAの試験とは無縁だったのですが、転職して、存在を知りました。なので、「ITパスポートいっちょ受けてみっか!!」というのりで受験。ITパスポートは、過去問何回分かやって、1カ月くらいの勉強で合格しました。
【不合格】2019年秋(令1)秋 FE初受験
2019年春から秋の半年の勉強でFE初受験。この時は午前の対策しかできておらず、午後は本番で初見でした←
合格できるとも思っていませんでしたが、やはり不合格。
この間の勉強は、キタミ式の参考書をひたすらよんで、参考書内の問題を解いていました。
▼▼その時のお話です。
2020年(令2)春中止、秋延期
コロナ禍に揺れた2020年、春は中止、秋は延期に。それだけではなく、従来の紙とマークシートのテストからCBT(Computer Based Testing コンピュータ ベースド テスティング)に形式が変わることに。
午前、午後を別々の日に受けることができるようになったのはよかったですが、図や計算が多いテストを書き込んで考えることができない……このやり方にとても不安を覚えました。
さらに、問題構成と配点も変更になりセキュリティ・アルゴリズム・プログラミング問題の配点があがり、選択問題が4問→2問と減ることになりました。
プログラミング苦手勢としてピンチ
この問題構成の変更により、プログラミング苦手勢としてはピンチを迎えます。
なぜなら、アルゴリズム・プログラミングの配点があがることにより、ここである程度点数を稼がないと合格できない構成になってしまったからです。(逆に、セキュリティ20点・アルゴリズム25点・プログラミング問題25点と満点を取ると、他の選択問題0点でも合格できるw)
プログラミング問題は表計算を選択するとして、アルゴリズム対策を頑張ることにしました。
アルゴリズムの勉強必要かどうか問題
苦手な人にとって、アルゴリズムの勉強は本当に苦痛です……しかし今のFEの配点では、アルゴリズムに向き合う必要があります。(CBTになって配点が変わってからは特に)。
アルゴリズムを勉強すると、他のプログラム問題もいい影響があります。わたしは表計算で受験しましたが、表計算の後半はマクロ問題となっていて、アルゴリズムがちょっと解けるようになると、自然に点数があがってきました。なのでアルゴリズムは勉強必須かなと思います。
アルゴリズムチンプンカンプンの場合、どうしたらいいか。福嶋本を今すぐ買ってください。
アルゴリズムチンプンカンプン勢はいますぐこの参考書を買ってください。こちらの本のいいところは、めちゃくちゃ丁寧な過去問の動画解説があるところ。過去問を解いて、わからないままだと永遠に解けません。そんなときに福嶋先生の動画で解説を聞く→もう一回解く。その繰り返しです。アルゴリズム苦手な人は、答え覚えちゃうくらいでちょうどいいと思います。
また、なんと本を購入しなくても過去の動画は無料で見ることができます。懐深すぎです!!
まずは過去動画で確認してみてください。ここまで丁寧な動画はほかにありません。
1年でやったこと
中止延期が重なり、結局1年受験することができませんでした。その間やったことは、
- アルゴリズム対策(ほぼこれ)
- 情報セキュリティの勉強(共通鍵、公開鍵、秘密鍵。セキュリティ犯罪の種類など)
- 午前対策
午前は50%くらいしか取れていなかったのですが、秋くらいには66.3%とれるようになり、アルゴリズムも60%ほどとれるようになっていました。
福嶋先生もおっしゃっていますが、アルゴリズムできない人は圧倒的に演習不足なので、とにかくイメージできるようになるまでやってみてください。
【不合格】2021年(令3)2020年の秋振替試験
年が明けた2021年、新しいテスト形式(CBT)での初めてのテスト。受かるレベルまでいけたかなと思っていたのですが、結果は不合格。なんと午後試験1点で泣くことになりました。
ソフトウェア設計、ネットワークが難しかったことに加えて、比較的得意だったデータベースが出なかったのが痛かった…データベース出てたら合格してたでしょうね……
合格していた方の選択科目を見ていたら、マネジメント・ストラテジ系、ソフトウェア・ハードウェアを選択されていた方が多く、次回受験時はこの2つを軸にするぞと誓いました。
【合格】2021年(令3)春
午後問題を、データベース、マネジメント・ストラテジ系、ソフトウェアハードウェアのうちから選ぼうと作戦変更。
しかし、ソフトウェアハードウェアはやっぱり苦手……過去問解くので精一杯というレベル。そこで、データベースは次でるやろう!とふんで(笑)、マネジメント・ストラテジ系の午後の過去問を過去10回分3周ほど行いました。
まとめると、不合格になってから次の試験までの3ヵ月の間やったことは、
- マネジメント・ストラテジ系の過去問過去10回分3周
- 表計算の強化(早く正確に解けるように)
- アルゴリズムでまだやっていなかったところ(ダイクストラ・ヒープソートなど)
そしてついに…!!!
ついに、ご・ご・合格~~!!!
まとめ
結局2年かかっちゃいました。
もっと効率的に勉強してたら、もっと高得点で合格したのになとも思ったり。これからAPをどのタイミングで受けるかはまだ決めていないのですが、せっかくなんで挑戦していきたいと思っています。
この泥臭合格記が今躓いてたり、自信を無くしている誰かのお役に立てればうれしいです。
基本と名がつく資格ですが手ごわいです。でも、勉強すると確かに身につくこともたくさんありました。今できないと悩んでる方も、どうか頑張って合格にたどり着いてくださいね!応援してます!!
今思えばこうしたらよかったなと思うこと
SGを先に受ければよかったかも
基本情報を受ける前に、SG(情報セキュリティマネジメント試験)を受けておいた方がよかったかもしれません。セキュリティは今後のFE、APも必須問題になっているので、あとあと受けるときも必ず役に立ちます。またSGもCBTで、午後問題があるのですが、FEよりも問題数も少ないし、簡単なので(IPAのレベル設定はFEと同じですが、簡単に感じました)練習としておすすめです。
FEを飛ばしてAPを受けてもいいかも
今考えてもFEのほうがハードル高かったです。それはなぜかというと、苦手なアルゴリズムとプログラミングが必須だったからだと思います。アルゴリズムやプログラミングに時間はかけたけど、それほど得意になったという感覚も得れていないです。この分野は得意、不得意、好き嫌いがかなり反映される世界だと思うので、どうしても苦手な方はFEを飛ばしてAPを受験してもいいと思います。特に文系分野(国語)が得意な方は、APのほうが簡単かもしれません。